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溢れる想い

18.【高校2年】お前が姫か?

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学年も変わり、クラス編成も変わった。

理系は2クラスなので、半分が入れ替わっただけだ。
武田や今岡、戸田の顔ぶれも同じ。

秋也も、選択科目で分かれただけで 周りの人間関係はほぼ同じらしい。

「よぅ、三村。次の物理、お前当たんじゃねーの?俺、去年のノートあるぜ」
2年から同じクラスになった、牧村 隼(はやと)が、自分のノートを持ってくる。

「あぁ、サンキュ。でも、大丈夫」
信史は、最近やたらと声をかけてくる この牧村に、少々戸惑っていた。

「さすが、余裕じゃん」
牧村は、ニヤっと笑って自分の席に戻って行く。

同じクラスになってから1ヶ月もすると、この牧村は、去年途中から休学していたらしいことを知った。
この学校で、そういう生徒は珍しいので、嫌でも目立つ。

背格好は細身で、秋也とそう変わらない。
どこか影のある奴で、1つ年上だからなのか 大人びた印象を持つ。
時々、視線を感じれば この牧村と目が合ったりもする。

一体、何の目的があるのか?信史は少々、訝しい思いをしながらも ”少々”という、その程度の思いしか無かった。

***

「お前が姫か?」



秋也が、音楽クラブの教室を出ようとすると、廊下から窓を見ていた男に、いきなり言われた。
「姫?」秋也は意味がわからない。


「七原秋也…だろ?」


ニヤニヤしながら、秋也の方に体ごと向き直り、ポケットに手をつっこんでふてぶてしい素振りで聞いてくる。

「…そうだけど。お前誰?」
相手のふてぶてしさに、秋也が警戒したように問うと


「ま、き、む、ら、は、や、と」


自分の名前を区切りながら言いつつ、一歩ずつゆっくりとこっちへ向かってくる。


「やっぱ近くで見た方が、ベッピン具合がようわかるわ。」
今度は関西弁のようなイントネーションで真近で顔をジッと見る。


「はやと!!」

反対側の教室の入り口から、持田先輩が顔を出した。

「…っち…勇次かよ」
牧村が、顔をしかめて嫌そうな顔をして「またな、七原」と走り去って行った。


今のは何?
秋也が、まだ頭の中で整理がつかないでいると、持田先輩が秋也の元に来た。

「悪ぃ…あいつ、俺とおない。休学してたから、お前と同じ学年だ。」
名札を見た時、理系の青色だったから、持田とは同じクラスじゃないのだけはわかる。

名前で呼び合ってたから、親しいというのも わかる。



悪意…



肌にピリピリと伝わってくる感情。
そういうものを、あの牧村から感じた。
それは、秋也にとっては 初めての経験と言えるくらい、強いモノだった。

***

信史との学校の待ち合わせ場所に行き、一緒に帰ろうとすると 校門に礼菜がいた。
「…まーたお前か」
信史がゲンナリしたように言うと、礼菜は「あんたには用がないの」と、秋也の隣についた。

礼菜は、あれから会ってはいないけど、信史のメアドだけ教えたので、礼菜が秋也の彼女…となっていることは伝わっている。
だから、噂が消えない程度に会いに行く…と、礼菜らしい計算ずくのメールがきていたらしい。


「目の保養にきちゃった。」
可愛い顔で、舌を出す。

「駅までくらい、いいでしょ?」
そう言って、秋也の腕を取にしがみつくようにして歩き出した。

「おぃ、そこまで引っ付く必要がどこにあんだ?」
信史が、礼菜と秋也の間に入ろうと邪魔をするが

「あーだめだめ。ここじゃ礼菜は、秋也くんの彼女なのよ?」
邪魔をする信史を、押しのける。

駅まで、たかが7、8分の道のりくらい…という、礼菜の言葉に 信史も仕方なく折れた。


「お前…諦めてねーのか?」
信史が聞くと「諦めたよ」と、あっさりと言う礼菜。

「相手が女だったら負ける気がしないけど、信史じゃねぇ…戦意喪失って感じ?何かさ、別物?」
礼菜の言葉に「意味が通じねぇ…」と信史が眉を顰める。


「だって、ホント マジで礼菜のタイプ、ど真ん中!!…なんだもん。秋也くんみたいなの、どっかにいたらなー」
何で信史なんだろ…などと、散々文句をいいながら歩いてる内に、駅についた。

同じ方向なので、電車も同じ。
「お前さー、いい加減 腕にしがみつくのヤメロ」
信史が、とうとう礼菜を引き剥がした。


結局は、乗り換え線も同じで 礼菜にせがまれてお茶を飲み、最後には 強引にプリクラまで撮らされた。


「あー…疲れた…」
信史が、心からの言葉を言うと、秋也も「俺もー」と、一緒に駅のベンチに座る。

その時、信史の携帯が鳴る。


「あいつ…」


信史が携帯を見て、ため息をつく。
秋也に携帯の画面を見せると、そこには さっき一緒に撮った 秋也と礼菜のプりクラでのツーショットの画像が送られてきた。

”ベスト・カップル”という件名で、ハートが散りばめられた画像だ。
画面を見たまま固まっている信史に「な、俺らも撮る?」
と、信史の耳元に口を寄せて、秋也が囁くように言う。


「…絶対撮る」


真剣な顔をしてまだ携帯の画面を見たまま言うので、秋也が声を上げて笑い出した。


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