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溢れる想い

8.王子様が迎えにきてっぞ

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夏休みに入っても、夏期講習などで学校に行くことが多い。
秋也の方は1年の間はまだ希望者だけだが、信史の方は出なければ2学期の成績に響くらしい。

理系はすでに、当然 大学受験を視野に入れて 9月からは選考学科も入ってくる。
そこで、大体の大学の方向が決まるのだから 気を抜けない夏休みだ。

秋也も、家にいても仕方ないし、バイトもまだする気にはならないから、信史と学校にくることが多い。
2学期から入部しようと思っていたクラブが、夏休みも自由参加でやっているから、自分の選考が先に終った時などは、そこに顔を出したりもする。

「よー、七原。来てたのか?」

教室でギターをいじってると、2年の持田先輩が入ってきた。
持田先輩は、長身で体格がいいので ちょっと杉村を連想させ、秋也は最初から勝手に親しみを感じてた。

「何、今日も三村待ち?」

持田先輩は、鋭いところがあって いつも迎えにくる信史に、何かを感じたのかもしれない。

そうです…と答えていいものかどうかもわからなくて、秋也は笑ってごまかした。

「ほんっと、お前 素直だな。」
先輩が、秋也の頭をグリグリと撫でる。

「ま、いっけど。暇つぶしでも何でも、来てくれるだけで 有難い。お前くると、女どもも男どもも喜ぶからなぁ」
ここの学校は、全体的にクラブ活動には力を入れていないから、サークルのようなものばかりだ。
理系の奴はほとんどいないけど、文系の連中は 暇つぶしにいいからと、色々と参加してる奴も多い。

今日は、今のとこ秋也と持田先輩だけだ。
「みんなは?」秋也の問いに、先輩が「今日は、たぶん誰もこねーよ。」と、ギターを調整しながら言った。
いつもいるメンバーで、海に行ったらしい。


「先輩は行かないんすか?」
「あー、俺 海嫌い。あの砂が体にベッタリってのが、どーも苦手」
顔を大げさにしかめて、本当に嫌そうに言うから可笑しい。

「でも良かった。先輩まで行っちゃったら、今日 俺一人だもん」
「…ってか、俺いなかったら教室開いてないっしょ?俺、近所だから ほぼ毎日来てんのよ。もう、仕事よ、仕事」

持田先輩の言うことは一々面白いから、一緒にいると ずっと笑ってる気がする。

「しっかし…お前は、笑うと可愛いのぅ…」
机に肩肘をついて、秋也をジっと見る。


その顔が好々爺のようで、秋也は大きく噴出した。
「先輩、おじいちゃんみたいなんですけど。」
そうよそうよ、俺はお前が孫に見えるよ…と ノってきたから 又笑いが起こる。
先輩といると、楽しい。
会話が弾むってのは、こういうことなのだろうと思う。


「よっしゃ。今日はいっちょ、俺様のピアノを弾いてやろぅ」
いきなり席を立ち、ギターを脇において、教室のグランドピアノのところへと歩いていく。

噂には聞いていた。
持田先輩のピアノの話は。

椅子に座って、目を閉じてる。
精神統一のようなものだろうか?
そう思っていると、いきなりピアノを叩き出した。


弾いてる…というより、叩いているとういような印象がする。


凄い…凄すぎる。


秋也は、持田の横顔と指の動きを追う。
何の曲なのかはわからない。
聞いたことがあるっていうのと、クラッシックというのだけしかわからない。

最初だけが強くて、後は静かに流れるような調子に変わる。
ものの数分程度だと思うけれど、秋也は先輩が弾き終わるまで 息を潜めて動けなかった。


弾き終わってから、先輩がこっちを見る。


「何?感動しちゃった?」
そう言ってニンマリと笑う先輩は、すでにいつもの調子に戻ってる。



「…マジで…スゲ…っ。」


驚きすぎて、言葉が出ない。
目を丸くしてるままの秋也の傍まできて、又頭をグリグリと撫でる。


「ホント、お前は可愛いよ。」
それだけを言って、又 ギターを弄り始めた。

ギターだって巧い。
秋也に色々と教えてくれる。
奥が深いっていうのか…。
自己流で触ってただけの秋也には、神様のように思える程だった。


「今日は、2人だけだから マンツーマンで本格的に教えちゃる」
「やった。ラッキー」

素直に喜ぶ秋也に、顔を綻ばせて先輩が隣に座った。

*

教えてもらいながら、いつのまにか夢中になっていて 信史が教室の戸口に立っているのにも気づかなかった。


「ほら、王子様が迎えにきてっぞ」


持田に耳打ちされて 何のことだと思って振り返ったら、腕を組んで 冷めた顔をしたままこっちを黙って見てる信史が立ってた。


目が会うと、睨み付けてくるので 腹が立った。


「秋也、帰るぞ」


それだけを言って、教室にズカズカと入ってくる。
秋也の腕を取り、引っ張りあげて立たせようとした。
怒ってるのが伝わってくるが、秋也には 怒らせるようなことをした自覚が無い。



信史を見ると、持田先輩を睨み付けていた。

持田先輩も負けずに、睨み返してる。

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