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溢れる想い

4.好きなの?

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授業中、窓から校庭を見ると 秋也のクラスが体育の授業でサッカーをしている。
運動場の半分しか死角になって見えないが、ゴールの位置だけはハッキリと見える。
誰かが、シュートを決めると、小さいながらも、こっちにまで歓声が聞こえてくる。

そのたびに、秋也とクラスの奴が 抱き合ったり、手を叩きあったりしてるのが見えて、どうしても気が散る。
秋也に執拗に抱きついてる奴を、ついチェックしてみたり。

休み時間に入ったとたん、後ろの席の戸田 菜摘(とだ なつみ)が、背中をトントンと叩く。
何かと思って、振り返ると ニコっと笑いかけてくる。

同じクラスで、席も前と後ろなのに あまり口を聞いた覚えがない。

「何?」
「ね…。三村くん、七原くんと…」

そこで意味ありげに、又 ニッコリと笑う。
なまじ整った顔立ちだから、余計にその表情に裏があるような気がしてくる。

「は?はっきり言ってくんねーと、わかんねんだけど?」
女の子相手なのに、ついつい いつもの調子になってしまうが、戸田は 全く動じない。

ちょっと考えた末に、周りを見て「…ちょっとこっち来て」と、腕の部分の服を摘んで引っ張られる。
そのまま廊下に連れていかれて、信史の真ん前に体を寄せて立った。

体がすぐ近くに接近していて、これじゃ 周りから見たら まるでちょっとしたラブシーンのように見えるだろ…と、信史は冷めた頭で考えたが、そのままにしていた。
戸田が何を言いたいのかが、わからないし、秋也の名前を出したからだ。

又、意味深にニッコリと笑って 今度は耳打ちの仕草で近づいてくる。
「…七原くんのこと好きなの?」
何を聞いてくるのかと思いきや、そんなことか。

高校に入ってから、2人が仲が良すぎるなどと、女共が 色々噂しているのは知っている。

「そんな話なら、遠慮するわ」

否定も肯定もせずに、その場を立ち去ろうとすると、グッと強い力で腕をつかまれた。

「待って。違うの」
顔を見ると、真剣な顔をしてるので 信史も思わず立ち止まる。

「何なんだよ?」
戸田は少し逡巡した仕草をした後で、信史を真っ直ぐに見据えた。

「ごめんね。急に変なこと言って。」
立ち止まった信史が、不信そうな顔をするのを見て「聞いて欲しいの」と言い出した。

又、耳元に口を寄せてくる。


「三村くん、私ね 男の人駄目な人なの」


いきなりの言葉に、さすがに信史も目を見張る。

思わず、体を引くと「ビックリした??」と、今度は又 ニッコリと笑った。

「マジで?」
信史の言葉に、大きく コクン…と頷く。

「日本の人口の1.2%は、そうだって説があるのよ。だから、この学校にだっているわ」
少し遠い目をするように、信史から目を逸らし フッと笑った。

「他の説じゃ4%よ。この学校の全生徒数は、540人くらいでしょ?だったら、20人以上はいることになる」
冷静にそう言う戸田を、信史は黙ったままで聞いていた。

「バイセクシャルも入れたらもっと多くなるわよね?ちなみに、潜在的なのは10%。50人以上になる」
そこまで聞いて、信史はついフッと笑う。戸田が眉をしかめたのを見て
「いや、違う違う。やっぱ理系の女だな…って感心しただけ」

「でも、この数字は 数学みたいに確定的じゃないわ。およそ…とか”説”がつくからね。」
勢いがついたのか、戸田は話続ける。

「私、入学してから みんなを見てたの。自分の仲間が欲しかったのよね、きっと。あ、三村くん自身からは、全然そんなオーラ出てないよ。でも、七原くんと接するとこ見たら あぁ、好きなのかな…って」
信史は簡単に答えていいのかどうか、判断がつかずに黙っていた。

黙った信史を見て、戸田は 又 ニッコリと笑う。

「答えなくていい。同じクラスになって、まだ3ヶ月ちょっとだし、あんまりしゃべったことも無い奴、いきなり信用できないもんね。 ましてや、相手もいることだし。只ね、いいな…って思ったの。2人を見てて。」

「うん。」
余計なことは言わずに、信史は初めて戸田に笑いかけた。



「三村くん。これからも たまにでいいから色々、話してもいい?」
しおらしくそんなことを言ってくるので「俺でいいなら」と答えたとたんに、チャイムが鳴った。

教室に戻りながら、戸田が伸びをする。
「あー、良かった。三村くん、怖いけど 何となく話してみたかったんだ。」
無言で頷いて、席に戻る。

後ろから、信史にだけ聞こえるような小さな声で「良かった…気持ち悪いって言われなくて」と、戸田が呟くのが聞こえた。

授業の終わりのチャイムが鳴り、帰り支度をしていると 武田がニヤニヤして近づいてくる。

武田がこんな顔をするのは、珍しい。

「さっき、戸田といい雰囲気だったとか?」
「そんなんじゃねーよ」

机の中のモノをかばんに詰めて席を立つ。
「隣のクラスの、おしゃべりが 言ってたからさ」

武田が何を言いたいのかが分かった。噂になるってことだ。

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