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 ←19-【信史15歳/8月⑦】 →5.触ったのはお前だろーが
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視線が追う先に

20-【信史15歳/8月⑧】

 ←19-【信史15歳/8月⑦】 →5.触ったのはお前だろーが
「は?って…それは、勘弁しろよ」秋也が抗議の声を上げる。
「俺とするの、気持ち悪いか?」
信史も、おどける余裕などもなく声が真剣みを帯びている。

「そうじゃなくて!!」
と、真っ赤な顔をして秋也が怒る。


「俺は、女の子ともしたことがないんだ!」


と、大声で叫ぶから、思わず秋也の口をふさぎ「大声を出すなっ」と黙らせた。
又、晴海が乗り込んできたら、ブチ壊しになる。

秋也との距離が、今までになく近い。
これは…思っても見ないチャンス到来。

「キスしてみて、気持ち悪いか悪く無いか…それだけでも、確かめろ」
小声で秋也に呟くように話す。


信史は、秋也の口を覆っていた手を、ゆっくりと離し、顔を近づけた。
秋也も、何か起こるのかが瞬時でわかったのだろう。目を見開いた。

えっ…とか、うわっ…とか、小さく声に出してうろたえる。


「バカ…閉じるんだよ。こういう時は」
小さな声でささやく信史。

少しばかり抵抗しようとする秋也だが、顔を近づけて行くと 大人しくなっていく。

「…マジですんの?」
ほんの数センチのところまで行った時に、色気の無いことを言い出す。

「バカっ。黙れ」

信史が又ささやくと、大人しく目を閉じた。

秋也の桜色の唇に軽く触れるキスをした。
勢いに任せて、このまま…と、脳裏をかすめたが 何とか留まった。
ここで失敗したら、全てが終わるかもしれない。

軽く触れるキスをして、少しだけ唇を離すと秋也と目が合った。
何も言わずに、こちらを見る秋也に 堪らなくなって、又唇を押し付けた。

薄く目を開けると、秋也も目を閉じている。
秋也の睫毛が、震えてる。
髪と同じ明るめの色で、ビックリするくらい長いくて、カールしてる。
こんな睫毛をしているんだ…などと、考えて又、心臓がドクンと跳ねる。


今、俺は七原とキスをしている。


いつも目で追っていた、秋也の唇。
桜色で、薄めの唇なのに 何処か肉感的でもある唇に、今 触れているということを実感すると、更に血が逆流しそうになってきた。

軽く触れる程度に留めようとしていた癖に、つい 自分の唇で秋也の唇をついばむようにしていた。
さすがに、舌を絡めるまではどうにか我慢したが。


「んんっ…」

秋也が、声を漏らす。
調子に乗って、体ごと引き寄せて抱きしめる。
このままだと、暴走してしまう…そう思い、何とか唇を離した。


信史の腕の中で、秋也がぐったりとした顔をして信史を見る。
何て顔をするんだろう。
たかが、軽いキス程度で。
信史は、秋也の少し上気した表情に、驚きを覚えた。


「気持ち悪いか?」恐る々、声に出してみた。
イヤイヤをするように首を横に振る秋也。

「ヤバいよ、俺」

と、信史の腕の中から逃れるように顔を両手で覆う。

「何が?」
自分の全ての神経が、秋也に集中する。

「何かさ…ヤバい。どうしよ…」
今になって、うろたえ始めた。

何がヤバいのか?
嫌がってるようには見えなかった。
素直に身を委ねていたようにさえ思う。
答えを聞くのが怖くて仕方が無い。

今まで、キスなんか セックスの前の儀式の内の一つだったのに。
キス一つで、こんなにも 感情が動くことに、信史自身が動揺を覚える。

「七原、どっちなんだ?」
自分自身の動揺を収めたくて、この空気をどうにかしたくて声をかけた。

「うん…。気持ち悪くない。気持ち良かった方が勝つかな…」
「うっわーヤバイって、俺」…と、今度は頭を抱え始めた。

俺、やっぱ三村のこと好きなんだよ、絶対…とか、超、ドキドキしてんじゃん、俺…とか。
思いついた言葉を、全部 吐き出している。

うろたえる秋也が、どうしようもなく可愛くて 腕の中に再度抱きしめた。
腕の中の秋也は、確かに細いけど 女じゃない。
柔らかさはには程遠い、男の体だ。

でも、それが一体どうした。

それでも、自分はこの体を抱きたいのだと 信史は何度もそう思った。

「七原、気持ち悪くなかったんだな?」確認の意味をこめて、問う。
コクンと頷き、そのまま抗いもしない秋也を、もう一度きつく抱きしめる。

しばらくそうして、余韻に浸るつもりが、ついつい腕に力が入ってしまう。


「…っく、苦しいって」
秋也が身もだえしながら、信史の腕から離れようともがき始めた。

もっと先に進みたい。普通なら、そうする。
押し倒して、秋也をめちゃくちゃにしてしまいたい。


「三村、離せって!」
秋也が信史を押しのけようとする力を、気持ちとは裏腹にそのまま受け入れた。

そのまま、2人して沈黙のまま 見詰め合う。

「七原」と声をかけると、すぐに秋也が 両手を前に出して、待てのポーズをとる。
はぁぁ…と、声に出して大きなため息を一つついた。



「三村、俺ちょっとまだ頭がパニクってんだけど」
そりゃそうだろと思いながら、信史は秋也の言葉を待つ。

「一つずつ整理するから待て」
と言って、指を1本立てて見せた。


「1、俺はお前に彼女とか出来るの嫌だ。これは、マジで嫌。
2、お前と一緒にいたい。ずっとだ。だから、同じ学校行きたい。
3、お前とキスしたけど、嫌じゃなかった。って言うか、その反対。
4、こういうの他の奴だったら、絶対無理だと思うから、お前だけだ。
以上、今ハッキリしてること。
…で、答えは…お前のこと、好きってこと認めます。」

指を1本ずつ立てながら、自分の頭で整理しながら 秋也がゆっくりと言う言葉を聞きながら信史はジリジリと膝をすり寄せながら、秋也に近づいて行った。


「触っても…いいのか?」


声が擦れていることも、どうでもいい。

「ど…どこ触るってんだよ?」

秋也が怖気づいているのも、わかる。

「何処って…色々と…」信史の目を見て、秋也が又 信史の胸のあたりを押す。

「も、調子にのんなっ!」
とグイグイと近づいてくる信史を押す。

「何でそうなるんだってば!急ぐなって!俺はな、お前を好きだって、ちゃんと認めたんだからな!」
最後には、キレ気味に信史を睨む。

睨まれたところで、微動だにせず、余計に近づいてくる信史に
「お前、目がマジ怖ぇーって!」
信史の胸に両手を当てて、又グイグイと押しのけようとする。

「好きだって認めたんだから、今日はこれで終わり!」
そう断言するように言うと、秋也はテーブルに戻った。
「七原ー」自分でも、情けない声だと思いつつ、秋也の傍に行く。

「お前と一緒にいたいから、俺は頑張るんだろ。文句あっか?」
秋也の言葉は最もだ。でも、せっかくのこの機会がもう終わりっていうのが名残惜しい。
「俺は、お前に触りたい。キスしたい。Hもしたい。」
信史の言葉に、秋也の顔が又 赤くなる。
「俺だって、男だし。そういうことに興味はあるよ。でもさ、お前みたいに慣れてないんだから、心の準備ってもんがいんだよ」
諭すように言われては、信史もこれ以上は言えない。

「じゃ、さっきの返事だけくれ」心の中で、チッと舌打ちだけした。
返事って何の?と、秋也が問題集を開きながら聞いてくるので、ムッとした。

「俺と付き合ってくれんのか、どうかってこと」
秋也の手が止まり、あ…と小さく声に出した。
「お前、俺のこと好きだって認めただけじゃん。ちゃんと形にしたいんだよ、俺は。答えが欲しいんだよ」
畳み掛けるように秋也の目の前に座って、一気に言った。

少しだけ信史の顔を真っ直ぐに見て、秋也がいきなり膝立ちになり、信史の顔を両手で挟んだ。
ブチュ…と色気の無いキスをしてくる。
「これが答えだよ。わかったか」秋也が、床に座りなおして胡坐をかく。

これだから、七原は侮れないんだよ・・・と、信史は今の出来事に驚いて一瞬、動けなかった。

「オッケーってことで?」

信史が呆然とした顔のまま秋也を見ると「おぅ」と、秋也は片手を挙げて答えた。
やっぱ、こいつは男だわ…などと思いながら、それが七原らしくて嬉しくもなった。

晴れて、付き合えるという現実に 心が跳ねる。
その上、キスまでした。今思い返しても、凄い進歩だと思うと 又嬉しさがこみ上げてくる。
ここから先への道のりは、多分そうそううまくはいかないだろうが、とにかく七原の気持ちがわかったし、キスもしたし、付き合うこともOKしてもらったんだからこんな幸せなことは無い。

もっと、キスしたい。どうやったら、うまく誘えるか?
信史の頭は、もう 次の段階に進んでいる。
さっき調子に乗ってると言われたことも自覚しながら、止められない。
その時、秋也がこっちを呼んだ。
そう言えば、さっき わからないと言っていた。
そこで、何故か話が脱線して…。
信史は、自分を呼ぶ秋也を見て ニヤリと笑った。

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~ Comment ~

37コンビ



ここ!
ここの話、好きですよ。

秋くん可愛い(笑)

信史との間に流れる
あまーい空気は変わらないみたいですね。



秋くんは昔から
切り替えがしっかり出来てる。
これも変わらない。

あと
純粋だからこそ自分の気持ちに素直。
ここも全然変わりませんね。

エチとかに関して信史に逆らえないのは
信史の方が経験豊富で
秋くんが仕込まれたってこともあるから?(笑)

逆に
惚れた弱みってやつで信史を
ある意味秋くんが尻に敷いてる(笑)


なんか
社会人の二人に繋がるようなことを
見つけると無性に嬉しくなる(笑)

胸が
キュンキュンしますねwニヤケが止まらない!(笑)

Re: 37コンビ

@しゅらん 様

ひゃ~ 自分でも読んでみた。
もう・・・もう・・・
書き直したい!!
でも、時間無いから、無理っすー

あぁ、この初々しいことよ。
初キス。

今じゃ、あんな・・・。

でも、基本的なとこ変わってないですね。
信史も、秋也も。

大人になっても、根底は変わらない(笑)

わーもうなんですか!
二人ともめっちゃくちゃ可愛い…無意識ににやついてた自分が気持ち悪い…
この話最高です!
この先の二人の展開がとっても楽しみです⊂( ˆoˆ )⊃

Re: タイトルなし

かぼちゃん 様

中学時代の2人、可愛いですか?

今はもう、彼らもアラサー男子になってます。
色々あって、今も一緒にいますよ~。

少しずつでも読み進めてみて下さると、嬉しいです。

有難う御座いました☆

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