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愛を、くれ。

26.隼の秘密

 ←25.眩暈 →27.只の欲望
「お前が泣くなよ」
前で運転する男が、投げやりな声で言う。

「こいつの親んとこは連れてけねぇだろ?だから、ちょっと離れたとこ行くぞ」
男にそう言われて、確かに……言う通りだと思う。
男に犯された息子が運び込まれたら、病院がどんな騒ぎになるか予想がつく。


病院は、全部調べるところだ。隠せるはずもない。
隼が、これ以上辛い思いすることはないんだ。

*

病院について、救急処置室に運び込まれる。
ベットに寝かされて、全裸の隼が見えるけど正視出来ない。

事情を聞かれても、勇次にはどう言っていいのかわからない。
それでも……ちゃんと言わないと、隼の傷を治してもらわなきゃならない。

「あの……。無理矢理……男にヤられたって……」
自分で言いながら、また涙が出てきた。

言葉に出すことさえ、悔しい。

病院の看護師さんが、ピンときたようですぐに先生の元へと急いで行った。

「あなた、ご家族の方?」
勇次が首を振ると、看護師さんが困った顔をする。

「お家の方、誰か呼んできてもらわないとダメなの」眉をしかめて言う。

そうだ。
俺は、幼馴染でも親友でも。
隼に対して、この状況で何を出来る訳でもない。
おまけに、まだ未成年だ。

まだ高校生の自分は、あまりにも無力過ぎる。
隼を病院に連れてきた、ただの付添でしかない。


「それとね、保険証がいるの。どっちにしても、家の方に連絡取ってもらわないとね」

隼の体で既に何があったかわかっている看護師さんが、あえて事務的に言葉を放ってるのがわかった。

隼の母親や、家族の顔が浮かぶ。
隼は、知られたくないに決まってる。

男に襲われたとか。

身内に一番、知られたくないはずだ。
どうにかそれを隠してやることを考えてみても――今の俺には出来ない。


ただの怪我ならともかく。
入院となれば、勇次にはもう病院に任すしかない。
そして、未成年の隼には保護者がいる。

「後で連絡します。先に……綺麗にしてやって下さい」
何とかそう言うと、看護師さんが優しく微笑んでくれた。

「大丈夫よ。心配しないで」

その言葉が、どれだけ有りがたいと思ったか。

勇次は、本当に感謝の気持ちで体を折り……深々と頭を下げた。
自分に出来ることは、こんなことしかないのだと思いながら、さっきの優しい笑みに、ほんの少しだけ救われたような気がした。

勇次は病院の長椅子に座りこみ、隼の処置をひたすらに待つ。

その間ずっと、中学に入ってから「おかしい」と気づいてた自分を責めた。

隼がおかしくなって。
その結果が今日のコレだと、勇次はもう確信してた。
何がどうなって、こういうことになったのか。
その経緯まではわからない。

ただ、ハッキリしてるのは……。
傷ついた隼を見て、自分がこうして生まれて初めて味わう、訳のわからない感情に戸惑うだけだった。

それはあまりにも色々な感情が混ざり合い、今の混乱した頭では到底整理がつかないものだ。

とにかく隼を、血だらけの隼を、綺麗にしてやりたいと思うのだけが、今一番の優先された感情だ。

*

病室に運ばれた隼は、綺麗に血がぬぐわれていた。

病院の診察カルテに、隼の名前と住所を書き込む。

「あなたは?」
「……幼馴染です」

そう。俺はただの幼馴染で。
隼に何もしてやれない、無力な高校生のガキだ。

同じことをまた思って、自分が歯痒くなる。

「あの……。どうなんですか?」
家の者でもないのに、詳しくは教えてもらえないのもわかっていて、勇次は聞いた。

「大丈夫よ?大丈夫」

ニッコリと笑われたって、ちゃんと聞きたい。
勇次が食い下がると、苦笑いして大まかだけど教えてくれた。

看護師さんに、親にまだ連絡が取れないからココにいさせてくれと頼み込んだ。

本当は、まだ連絡していない。
ちゃんと家に行って、直接伝えようと思うから。

だから、今はとりあえず隼の綺麗になった姿を見てから、帰ろうと思った。

なのに……。
血は綺麗に拭われていても。

殴られて、顔に凹凸が出来て、内出血も起こして――痛々しすぎる。
明日になればもっと腫れて、色が濃くなってくるはずだ。

あの男も殴られたような顔をしてたけど、そんなの比じゃない。

「はやと……」
小さく呟いて隼の頭のてっぺんをいつもより、力をいれずに出来るだけ優しく撫でる。

いつもこれをしてやると、隼は安心した顔をした。
だから、隼が泣いたらコレをしてやるのが俺の役目だった。


必死で電話をかけてきたんだな、お前。
今日の朝、俺が電話した時も、声がおかしかったよな?
なのに俺は……そのまま電話を切った。

何があった?
お前は、何を抱えてきた?

何であんな男のとこに行ったんだ?
友達か?
そんで……襲われちまったのか?
お前必死で抵抗したろ?
あの男を見てわかったよ。
手、拘束されちまって、動けなかったのか?

なんで、こんな目にあっちまったんだよ?

俺に何でも言ってきたくせに。

ちくしょう……お前が一人で動くと、ろくなことになんねぇんだよ。

だから、俺はお前を放っとけないんだよっ。

なぁ……隼。
何があったんだよ。

勇次は、ボロボロと出る涙を両手で拭く。

「ゅ……じ」

隼の声でハッとした。
目を覚ました……。

安堵の息が肺から、ほぉ……と出た。

目が覚めたとは言え、状況が良くわかってないようだし、まだボーっとしてる。
少しだけ会話して、スーッと寝てしまった。

目が覚めた時、傍にいてやれて良かった……。
もう一度だけ隼の頭をくしゃりと撫で、勇次は立ちあがり、自分がするべきことのために病室を出る。


……隼の身に、何が起こったのかを伝えに行かなければ。
今の俺に出来るのは、そんなことしかないのだ。

*

重い気持ちで、病院を出る。


「……どうだった?」

車の中で待っていた男が、ウィンドウを下ろしながら聞いてくる。
まさか待ってるとは思わなくて、時計を見た。
二時間以上は経過してる。

憔悴した表情に、自分のしたことを悔やんでるのだけはわかる。
平気な顔をしてたら、俺はこいつを殺してやる。

この男には……ちゃんと話をする義務があるはずだ。

「隼の家まで、乗せてけ」
勇次の怒りを秘めた声に、男が頷いた。


「……あいつは?」
車に乗り込むと、すぐに男が聞いてくる。


「名前は?」質問に答えずに、勇次は名前を聞いた。
「山口……厚志」

その名前を、勇次は記憶に留める。
そして、黙ったまま男が話し出すのを待った。


「……後悔……してる」男が小さな声でそう言った。


「はっ……あんな、滅茶苦茶にしといて。今さら、何言ってんだか」


吐き捨てるように言う勇次に、山口は黙ったまま前を向いて運転する。
沈黙が流れる。聞きたいことは山ほどあるというのに。

体が、小さく震えている。
怒りが……体内を充満してるのだ。
なのに、言葉に出来ない。

頭がまだ、ちゃんと整理出来ない。

この目の前にいる男が。



隼を


壊そうと


したのに。



「……脅したんだ」


山口が先に沈黙を破った。


「脅した?」

知らない内に、体が前に出る。


「ヤらせなきゃ……お前に言うって」
「は?」

勇次には、全く意味がわからない。

隼は何で脅されて こいつにあんな目にあわされなきゃなんないのか。
それに、俺に何を言うんだ?

「話が全然見えない。わかるように言ってくれ」

勇次は聞くのが少し怖い気がしたが、そう言った。

山口が、ためらってるのが後ろ姿でもわかる。

「言えよっ!!」
勇次が歯を食いしばり、きつくそう告げた。

「あいつが……女より男の方が好きな奴って言ったら……意味わかるか?」


「……え?」


「やっぱ、知らねぇよな……。あいつ、お前には知られたくなかったんだろ」


頭の中で整理をする。
女より、男が……好き。

それって……。


「女は……ダメってやつ?」
「そう。多分、女はてんでダメだと思う」


あぁ……っ……。


勇次は、頭の中で色々なことがいっぺんに巡り始める。


中学の時の突然の変化。
それなりにモテるくせに、一向に彼女を作らない。
そのくせに、どこか色気めいたモノを漂わせてると噂されてた。

実際、隼をどうこうしたい――冗談めいた口調であれ、そういうことを言う奴もいて。
その時も俺は腹が立って、そいつに怒った覚えがある。
それに好きな子の名前さえ、聞いたことが無い。
いや、好きな子がいたってことも、聞いた覚えさえ無かった。


あぁっ……そうか。

そうか……、そうだったのか。

今まで隼が目で追ってた奴らは、憧れじゃなく 好きだった奴。


あんな風になりたい……ってただの憧れではなく。


「好き」


だったのか……っ。



それが、隼の……秘密?
俺に言えなかったこと――か。

「言うこときかなきゃ俺に言うって……そう脅したってことか?」
「そうだ。抱かせなきゃ、お前にバラすって言ったら、あいつ……素直についてきた」


素直に付いて行った?


あぁ……。


目を赤くしていた。


殴られた跡。


時々、上の空で、ふさぎ込んでるような時もあった。


そんな……っ


……俺に知られたくなくて、我慢してたってことか?

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~ Comment ~

泣きました

kiriさん、初めまして。
37シリーズも全部読ませていただいてますm(_ _)m

本当は昨日、初コメしたかったんですが、あまりの隼のボロボロさに思わず涙が零れてしまい…
書けませんでした(;_;)
(しかもしばらく引きずりました笑;)

隼、愛しいです。
でも私、山口嫌いになれない…表現はどうあれ、隼が好きだっていう気持ちが伝わるから…
隼をこんなにして憎さもあるけど、やっぱり憎み切れないです。

隼たちも複雑だけど、私の心情も大変複雑化してます(笑)

kiriさんの文章がとても好きです。こんな風にきちんと心を表現できる文章を、私も書けるようになりたいと思ってます。

連載、これからも楽しみにしていますね(^^)

ぐわー!

いよいよ勇次に知られることとなったね。
うーん。そりゃね、もうここまでくると隠せるわけないしね。
隼、勇次に知られたって知ったらどんな顔するかな…。
二人がどんな会話を交わすのか今からドキドキするな。

山口一応反省してんのかー。
まだまだ足りんが。
今後、その罪悪感をしっかり背負って生きてもらわにゃ。

家の人に言わないといけないのかー。
やっぱお兄さんがいいのかなぁ。知ってるわけだし。
でもそのこと、もちろん勇次知らんわけだし、どうなるんかなー。

なんてぱらぱらな感想文。恥ずかし…。
早く続き知りたいお!(´□`。)

やっぱり?

家に連絡しろってか(泣)

ヤダな
こんな形で家族に知られるなんて

幼なじみさえ驚き悲しむのに、家族はどんなにか…


兄ちゃんでさえあの反応

確かお父さんはエリート意識の塊みたいな人だったよね

これ以上隼が傷つくのを見たくない


山口!
自分がした事から目を反らすな
勇次にちゃんと話す義務があるぞ


勇次も聞いたら辛いね
自分の為だったって知ったら…

胸が苦しい

“これは本当に起きた事じゃないんだから”(笑)

と逃げてみますが、やっぱり辛いです はぁ~(-_-)

勇次…

ついに、ついに勇次に本格的にばれてしまった!!!
自分にバレたくなくて犯され続けてたって
絶対、罪悪感残るよね。
ハア~(ため息)

勇次、自分を責めるな!!
普通、気づかないよ!  多分。
それに、二人はただの幼馴染じゃないよ幼馴染よりもっと深い絆がある。
(これは断言できます!)

ケイトさんと同じく二人が、どんな会話をするのかが気になる…。
勇次怒るのかなぁ。

kiriさんコメありがとうございました。

腐女子度上げるのがんばります(?)

ちょくちょくと書きましたが、勇次が…。仕事の合間をつかって、コメしちゃいました(笑)

Re: 泣きました

kanro様

はじめまして!初コメ、有難うございます♪嬉しい…。
37シリーズも読んで頂けて、感謝です。

隼のことで、胸を痛めて頂き。
書いてる私としても、申し訳ないやら…
それでも、やっぱりそういうお言葉は嬉しいです。
お話に、感情移入して頂けてるのは伝わってきて。

山口もね、隼を苦しめて、自分も苦しめてます。
でも、やっちゃイケナイことをしたのは事実ですよね。
これから、自分を見つめなおすことでしょう。

文章を好きとか言って頂き、ほんと嬉しい。
きっと、きちんと文章を書ける方からみたら、滅茶苦茶だろうけど…笑
でも、私はプロでは無いし…気持ちのまま書きなぐってます。
文法とか難しいこと、わかんないし。←開き直り

これからも、楽しみにして頂ける…それが書く馬力になります!
有難うございました♪

Re: ぐわー!

ケイト様

そう、勇次が真実を知りました。
あっけなく。

若いって、本当に愚かで…無茶なことしますよね。(大人でも愚かなことするけど)
隼は、上手く立ち回ることが出来ず、最悪の結果になりました。
でもね、これが隼なんですよー
頭イイのに、馬鹿。その場限りの感情で動く。
もう、段々わかってきていらっしゃる?笑
性格は、基本そのままです。大人になって行くにつれ、知恵は付けて行きますけど。
37では大人びてたと思いますが、私の中の隼のキャラはこんな感じです。

明日はまた、山口と勇次のシーンです。
ジレッタイでしょうが…ケイトさん、もう慣れて頂けたか…と?
すみません…苦笑

いつも、有難う御座います♪

Re: やっぱり?

めぇ様

うん、やっぱね隼「未成年」だから。
コレが隼の兄で、成人してたら…あ~でも、無理だよね。どう考えても。
1日くらいで、見た目でわかんなかったらイイけど。(秋也の時みたいに)
顔も体も、酷いから。

溢れる~でも隼が自分で言ってたように、父親。
コレがね、やっぱり…。ま、普通に考えたら「おぉ、そうか」とはなりません。
家族の反応は…どうなのでしょうか?
いずれ出てきます。

勇次が、今は辛いかな。隼はまず、怪我治さないと。
勇次が隼の本当の姿を知って、ココからまた新たに始まる。
突然、恋愛感情に行っちゃうほど、単純じゃないけど。
それでも、勇次の中に確実に何かが芽生える。

その小さな心の動きを…ゆっくり見て行って下さい。
あまり上手く書けないのがモドカシイですが、私なりのペースで。
読んでる方に少しでも伝わったら、嬉しい。

めぇさん、前もキャラが現実にいる気がすると言ってくれてましたよね?
う~…嬉しいな。「辛い」と言われて、嬉しいと言ってる私(笑

いつも、有難う御座います!

Re: 勇次…

マーちゃん様

わぉ…また、コメ頂けた♪♪
勇次はね、何で気づいてやれなかったんだと…それだけを思ってる。
だって、おかしいのは気づいてたから。
怒りながら問いただしてもいたし。

隼は、知られたくなくていっぱい我慢して。
結果は、最悪でした(涙

でも、彼らは今からです。
こんな辛い目に合って、即ハピエンになだれ込み…にはいかないですけど…。
友情と愛情の間で、揺れて…最後に、ちゃんと答えを出しますので。
気長に待ってて頂けたら。
一部…焦らしプレイが得意と言われております私です。笑

うふふっ…マーちゃんさんも、ココに来たからには腐度が自然とUP…。
怖くないですよ~
楽しいですよ~
道ゆく男性を見て…腐った目で「あ、秋也」「あ、隼っぽい?」と…
思ってくれたら、私が嬉しいな♪(すいません、個人的な悦びを押しつけてます

では、明日も…お楽しみに♪
有難う御座います。

あぁぁぁ・・・・

あぁぁ~、悲しい。

現実ににこういう罠にはまってしまう方って、いるのでしょう。

あぁぁ~、胸が痛い。

最愛の息子たちに、こういうことに陥って欲しくない、と。
あなた達の人生を代わって生きてやることはできない。
できたらなるだけ茨の少ない道を生きていって欲しいと思う。
でも。

もし、そういう選択でしか「自分」で在れないというならば。
母は、それがレ○プと幼児虐待に関わらない限り受け入れる覚悟よ。

って、いまから息子たちに言ってる腐った母親がココに一人・・・・

****

山口、自分から罪の告白してくれたことに安堵しました。
ずるいやつ、ひどいやつなんですが
自分のしでかしたことから逃げるほど卑怯な奴でなかったことだけが救いです。こういうとこにKiri様の人格といいましょうか、愛情深さがしみじみ現れて好きです~。

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Re: あぁぁぁ・・・・

ミホ様

私も書いてて、胸痛いです。でも、書く(苦笑
酷い目に合う隼は、性格的にいつかはこうなる…という要素を含んでたので。
自分の気持ちを最優先する性格は、我儘で甘えた。
それでも、どこか憎めないところがあるのですが、頭打ってからじゃないと気付かないから。

ちょっと酷い目に合わせすぎじゃないかと思われても、隼がちゃんと立ち直る姿を書けば
きっと、応援して下さると思ってます。

ミホさんの場合、言ってる間に息子さんたちがこの年齢に近づいてくから
母心になりますよね、自然と。
山口は卑怯で卑劣で、憎むべき男ですが、芯から腐ってはいなかったので…
芯の部分が腐ってるのは、私にはまだ書けなくて。

幼児虐待…ほど、胸が痛む話は無いですね。だから、ミホさん、崎山に怒ってたのも知ってます。
あの時の隼には、唯一の逃げ道であったけど。
自分から望んで…だったので、まだちょっとマシ…かな?(苦笑
小児性愛者は、監獄に入ると必ず仲間(?)から虐待を受けるとか。とくに海外はキツイと聞きます。
犯罪を犯した連中の中でも、最低最悪の犯罪として侮蔑されるようですね。

昔、読んだ翻訳ミステリーで、子供を攫うお話が入ってて。辛すぎて読むだけで苦痛だった。
無垢でいられるのは、子供の間だけなのに。それを奪われるんだもん。

話が逸れました。
隼、必ず立ち直ります。
ゆっくりですが…ミホさん見てて。

いつも、有難う御座います♪

Re: 忘れた!

直メしました~

胸がギューって締め付けられて
涙が滲み出てきます

作者さんありがとう
ホント文好きです

Re: タイトルなし

なむ様

あ、ココ一番キツい場面…

大丈夫ですよ。
隼はちゃんと立ちあがります。
応援しながら読んでやって下さいね♪

文好きとか言ってもらえて…ウルル

ほんと、有難う御座います♪
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