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「● 勇次と隼☆番外編」
俺たちのままで

俺たちのままで 9

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風呂上がりに観ていたニュース番組が終わり、ソファー前の床に座って酒を飲みながら海外ツアーの話を聞く。

「海外行ったら、健太郎が面倒臭いんだよ」
「あぁ……飯か」
「お前は、翔か!! って言ってやったら、ポカンとしてたけどな」
「なんで翔だすんだよ。そりゃ、意味わかんねぇって」

二人で笑って、スマホで撮った写真を見ながら話す。

「健太郎は飯で煩いし、直樹は相変わらず寝太郎で、陸朗はすぐどっか行きたがるし。秋也が一番落ち着いてたな」
「へぇ~」
「帰国後にモデルの仕事が決まってたから、食事も制限してホテルでずっとトレーニングだ」
「モデルは見た目で仕事取ってんだもんな」

高校時代にアルバイトで始めたモデルも十年以上が経ち、今じゃ名前で仕事を取るようになった。
勇次も今の事務所にバイトに行きだして、今じゃ稼ぎ頭だ。

「お前も、俺の居ない間にトレーニングしてたろ」

勇次が服の裾の下から手を入れて腹を触ってくる。

「おう。翔にメニュー組んでもらってるし」
「へぇ……硬くなってんな」
「だろ?」
「見せろ、見せろ」

勇次に手で促され、膝立ちの格好にさせられる。

「何でだよっ」
「いーから」

腹ごと捻じるようにされて、仕方なく体を正面に向けた。

「風呂で見たろ」
「うん、見た」

服をペロリとめくって、ニヤニヤして腹をジッと見てくる。

勇次の顔の正面に自分の腹があって、何か……変。

「結構、割れてんな」

手で腹を撫でてくる。

「だろ?」

腹にしっかりと筋が入ってきて、毎日鏡で見ては自己満足してる。

「ちょ、パンチして。パンチ」

勇次が軽く腹にパンチをする。

「もっと強くやれって」

そういって腹にグッと力を入れれば、勇次がさっきよりキツめにパンチ。

「もっと」
「……あほか」

勇次が呆れたように手を引っ込めて、後ろのソファーに頭を乗せた。

「何してんの?」
「こっちは、エロゲージ上がってきてたってのに。何がパンチだ」
「お前が見せろっつったんじゃねぇか」

隼がソファーにもたれる勇次に覆いかぶさるようにして、体重をかけていく。

そのまま勇次の首筋にキスをして、鼻をすり寄せる。

「くすぐってぇな」

ぐふふ……と笑って、勇次のシャツの裾に手をかけて首から脱がせ、自分のシャツも手早く脱ぎ、軽く畳んでソファーに置いた。

「はぁ……気持ちいー」

肌と肌をくっ付けて、勇次の腰に両手を回す。

二人でしばらく互いの温もりを楽しむように肌を寄せ合い、隼の方が顔を上げて勇次にキスをしかけた。

すぐに口が開き、舌を差し入れれば攫うようにして吸われる。
キスをしながら、勇次が両手で隼のスエットに手を突っ込み尻をムニュムニュと揉めば、甘い息に変化していく。

勇次の指が蕾に触れる。

「硬いな」
「お前が居なかったんだから、当たり前だろ」

勇次が触るから、すぐに反応してしまう。

「勃ってきた……」
「風呂入る前に、出したのになぁ」
「まだ若い証拠だ」

俺も同じ年だと文句を言いながら、蕾の周りをグルリと指で刺激する。

「留守の間疼いたか?」
「うん……」

隼が体を離し、首を僅かに傾げて小さく微笑む。

「さっさと埋め込めよ。お前のコレをな」

勇次の上で腰を揺らし、硬くなってきているペニスを尻で刺激する。

「痛いって」

勇次が目の前の隼の胸に、軽く噛みついた。

「痛ってーっ!!」

怒って立ち上がり、足で勇次を蹴る。

「おらっ、ベッド行くぞ」

勇次を残してさっさと寝室へと歩いて行く。
慌てて立ち上がり、勇次も後を付いて行った。

寝室に入ると、隼はスエットと下着をさっさと脱いでベッドに入る。

「お前はなんでそう、ヤるぞ!! っなんだ」
「お前もな!!」

互いに文句を言いながらも、勇次も下着ごとスエットを脱いで隼の上に覆いかぶさった。

「たまには俺に脱がせろよ」
「服、汚れんだろ」
「脱がすのも楽しーんだぞ」

***

全裸の隼の体のあちこちにキスをしていると、足を巻き付けて来た。

「はやく」
「焦るな」
「……欲しいんだよ。先にくれ」

顔を上げて、チュッとキスをされて……勇次はベッドサイドからローションを手に取った。

「もっと触らせろよ」
「次な」

隼の目は、自分の勃ちあがったペニスをジッと見ている。

「ギラッギラの目しやがって」

欲望を隠しもしない表情に、そんなに欲しいのか……と思いながら、ローションを蕾に塗りつけて解していく。

「お前とSEXすんの……俺、スゲー好き」

普段は恥ずかしがるくせに、こういう部分はド直球。

「俺のちんこ、好きだもんなぁ」

コクコクと頷くから、指を深く挿入してやる。

「そこは、好きだからとか言えんのかっ」
「……ぅあ、…………スキ……、はやく……」

甘えた声を出しても首を振り、勇次は指をもう一本増やした。

隼が声を上げ、指が腕を強く掴むから痛い。

男同士だ。
夢中になってしまえば、多少の痣なんかも出来るくらい互いに力が出る。

でも、この挿入する行為だけは傷つけたくない。

あの……夏の日の出来事。
床に転がったままの隼を見た時の衝撃は忘れようがない。

大切な存在を傷つけられたことへの怒りや悲しみは、今も俺の中に残る。



「あー……はやく……」

勇次は隼の中にゆっくりと入って行く。

体を折り、隼の顔を覗き込めば、首に両手を回して甘える仕草。

はぁ……堪らん。



「はやと……愛してる」
「……それ、ヤメろってぇ」

好きだという気持ち以上の愛しさを口にすれば、目を伏せて合わせようとしない。

「おい」

ゆっくりと侵入しながら、伏せた目の瞼にキスを。

「何……だよ」
「俺も愛してる、って言ってみろ」
「やだね」

「……こんにゃろ」

勇次が少々強引に挿って行く。
めちゃくちゃキツくて、ローションを自分の分身に注ぎ足す。

「あっ」
「ほら、繋がった」
「一々……報告要、らねぇ」

憎まれ口を叩く隼の口をキスで塞ぎ、小さく揺すぶる。

「キツキツだな」
「……もうちょい待て」

分かってるよ。
どれだけ抱いてきたと思ってんだ。

「ずっとこのままもいいな」
「……は?」
「繋がってるって凄くないか?」

勇次が目を覗き込むように問えば、隼が微笑んで抱き着いてきた。

「……お前が俺で勃ってくれりゃ、嬉しい」

耳元で囁く声に、初めて体を繋げた日の記憶が甦った。

「……お前は、ほんと変わんねぇな」
「悪いかよ」

勇次がニヤリと微笑み、鼻の頭にチュッとキスを落とす。

「いーや。……堪らん」

そう言って、動き始めた。


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