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「●内野と浩太☆番外編」
陽だまり

陽だまり 5

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コートを掴んだまま歩き、マンションに着いた。

「風呂入るか」
「うん」

バタバタと風呂のスイッチを入れてから、浩太がテーブルに置いたスーパーの袋から食材を冷蔵庫にしまっていく。

「あー、やっぱり卵がそろそろだ。明日のお昼に使っちゃわないと」
「オムライスが食べたい」

内野のリクエストに、冷凍庫の中を見る。

「チキンもあるし……うん、大丈夫」


内野は浩太に近付き、額にキスを落とす。

「……なに?」
「別に。したいと思ったから」

……俺の特権だろ。
そう心で呟く。

すぐに離れて行けば、後ろから着いて来る。

ソファーに座れば、横に。
そしてポテン、ともたれ掛ってきた。

「内野さん。今みたいなこと、時々するよね」
「あー、つい……」

可愛くて……という言葉は飲み込んだ。
浩太がいつの頃からか、子供扱いされるのをやたらと嫌がるようになってから一応は気をつけているつもりだ。

可愛いは、イコール子供扱いということじゃないとしても。
今のは、愛でるような感じだった自覚はある。

「ふーん」

肉欲とは違う触れ方を浩太は敏感に感じ取っていて、そういうところにやっぱり年の差はあるのだと感じる。

差を縮めたい浩太と、ゆっくりとこっちに歩んで来てほしいと思う自分。

その内、そんなことも気にならなくなるのだろう。
それはそれで、やっぱり少しばかり寂しいとも思う。


「内野さん……好き」

ボソッと、浩太が告げる。

言わずにはいられないとでもいうように。

恋愛をしたことの無い浩太。
初めての恋愛の相手が男で、八ツも年上だ。

今更ながらに、何てハードルの高い場所へ飛び込んできたのだろうかと思う。
きっと、怖さもあっただろうに……。

勢いだけではないのは、あの時間を過ごしてきたから分かっているつもりだ。
浩太は浩太なりに、必死で考えてくれた。

「俺も、浩太が好きだよ」

後ろから片手を回して、浩太の頭ごと抱えるようにして告げた。

「へへっ」

照れ臭そうに笑って、頭をグリグリとしてくる。

「お風呂、先に入るか?」
「うん」

*

風呂から上がって、浩太はいつものように牛乳だ。

飲んだと思ったらすぐに傍に来て、くっ付いてクンクンと匂ってくる。

「内野さんと僕、同じ匂い」
「泊まる時は、シャンプーとか一緒のを使ってるからな」
「同じ匂いは、家族か恋人の証なんだって」

またどこかで聞いてきたんだろう。
そんな小さなことで一々喜ぶことが、可愛い。

こういうところは幼いな……。
自分の二十歳の頃を思えば、ずっと幼い。

だから今も、浩太に触れることに少し抵抗がある。

体を繋げ苦痛をも味わう快感は次第に深くなっていくだろうけど、今の俺はそこまでは望まない。

これから先もずっと一緒に居るのなら、急ぐ必要なんかない。

あんなに最後まですることに拘っていた浩太だが、ゆっくりと体を開かせて行きたいのだと言ってから、何となくだが納得はしたようだ。


浩太を見れば、もう眠たそうだ。


「寝るか?」
「まだいい」
「眠たいくせに」
「する……」

相変わらず、色気無し。

「また苦しいぞ?」

そう言えば、少し逡巡する。

慣れてない体が受けるには、それなりに気構えが居るはずだ。

「じゃ、浩太を気持ちよくするだけ」
「僕だけは嫌だ」

「浩太に触ってるだけで俺は気持ち良いんだ、よっ」

浩太を強引に膝の上に乗せて、鼻先をこすり合わせる。
なのにもう、口を開けてキスを強請ってきた。

男だなぁ……と思う瞬間。

自分ではまだろくに動けないのに、気持ちだけは前に前に来る。


……その内、襲われるかもしれない。

そう思うと、キスの最中にクッと笑いが漏れた。

「……なに?」
「いや。も~お前が可愛くて仕方ない」

そう言いながら、後ろからスエットの中に手を入れてモニュモニュと双丘を揉んでやる。

「ひゃはっ……くすぐったい……」

色気のない子供のような笑い声を上げる浩太の頬にキスを。

「お前のお尻は、ツルピカで気持ちいい」
「内野さん、時々オジサンみたい」
「何をっ、まだ二十代だ」
「僕も内野さんのお尻揉む」
「お前もオジサンだな」

二人で笑って、ソファーの上でじゃれて……合間にキスをする。

片手で尻を揉みながら、もう片方を背中に這わせ、首筋を舐めると甘い息が漏れてきた。

「ムズムズする……」
「お尻上げて」

浩太が素直にソファーに膝をついて腰を上げるが脱がせ難く、そのまま抱き上げて体を入れ替えた。

スエットと下着も全部脱がせ、下半身を露わにさせて足の間に入る。

「……口でするの?」

ストレートに聞いてくるのが浩太だ。

「そうだよ」
「やだよ。それすぐ出るもん」
「いいよ、すぐに出ても」
「カッコ悪い」

誰にカッコつけてんだか……。

構わず綺麗な雄を口に含むと、浩太がヒャッと声を上げた。

込み上げる笑いを何とか耐えながら、吸い上げると両手で顔を覆う。

「浩太、顔見せて」

首をブルブルと振るから、やめた。

すると、グズグズとしながら両手を離す。

「そう、ちゃんと顔見せてくれないと」

ベソをかいたような口になってコクンと頷くのを見てから、また口に含んだ。


「……あっ…………も、……出ちゃぅ……」

我慢しなくていい。

内野はキツく吸い上げて、先端を舌でこねるようにして舐め上げた。

「……ふっ……ぁ……っ」

ビクッと体が弛緩してから口を離し、精を手で受け止める。

口内に出すと、大騒ぎするからだ。


「いっぱい出たな」
「……そーいうこと、言わないでよっ」

やらしいだなんだと怒る浩太を見ながらティッシュで拭き取り、浩太も綺麗にしてやる。

「ベッド行くか?」
「うん……」

抱き上げて、裸の尻を軽くペシッと叩いて寝室へ移動する。


「口……嫌だ」
「何で? 気持ち良いだろ?」
「うん」

クッと笑って、一緒にベッドに入る。

「内野さんの、僕もする」
「ダメ」
「なんでっ」
「歯が怖い」

ムッとした浩太を抱き寄せて、頬にブチュッとキスを。

「僕ばっかりは嫌だってば」
「じゃ、いつものやつな」
「うん」

もうゴソゴソと内野のスエットを脱がし始めた。

「あ、硬くなってる」

パッと嬉しそうな顔になってくっ付いて来た。

「そりゃ、大好きな人に触ってるからだよ」
「早く、早く」

ワクワクする顔に「さっき出したところだろ」と頬を軽く抓り、軽いキスをして行けば、口を開けてきた。

内野は浩太の雄と一緒に自分のも重ね、舌を吸い上げて深いキスをしながら擦り合わせた。



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すいません…。浩太になると、色気あるエロを書けましぇんっ(笑
ま、内野も今はそれで満足してるようなので。ていうか、内野自身がそうさせてるような気もw
ジャレてる延長のようなRで御座いました。その内……その内(゚∀゚)
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