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「●冬吾と澪☆番外編」
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夕食はハンバーグ。

澪の髪にはちゃんと髪留めがついている。
キッチンの引き出しに入れてあるのを、冬吾が取り出してつけたのだ。

「つくり過ぎたから、冷凍しとく」

二人分のハンバーグのタネをラップに包んで、冷凍室に。

後は先週の残り白菜を炒めたモノと味噌汁、スーパーの出来合いで買ったほうれん草の胡麻和え。

二人の家での食事はこんな感じだ。

下ごしらえだけして、コーヒーを淹れてソファー前に座った。

起きるのが遅かったから、まだお腹がすいてない。

澪がこの間買った音楽雑誌を取り出して来て、C.Cの載っているページを探す。
毎月じゃないが、たまに興味のある見出しを見つけたら買うのだ。

五人が並んでる写真を眺めて、はぁ……と吐息を一つ零す。

「昨日、握手してもらったんだよな、俺達」
「現実だよ」
「あんな間近で見るとかさ」
「みんな、カッコ良かったな」

正直、音の細かな部分までは孝輔たちのようには分からない。
けど、演奏してる時は本当に痺れるほどカッコイイと思うのだ。

曲も好きだし、健太郎の歌声も好き。

難しいことは分からないけど、カッコイイから好き……というミーハー的なファンだ。

「ライブ、行きたいな~」
「ほら、ここに一般チケットも販売するって」
「あー、でも前もそれで十分もしないで売り切れたじゃん」
「今だったら、もっとかもね」

昨日、生で観たもんだから行きたいという欲求が強くなる。
冬吾においては、澪がファンだから……くらいだったのに。

「湊なんか前に孝輔と行った時、グッズ買いまくりで五万も遣って、昼飯一か月おにぎり一個」

湊らしいと冬吾が笑っていると、二人の携帯が同時に鳴った。

グループのメッセージだとすぐに分かる。

「あはは、噂をすればだ」

相手は湊だった。

昨日の興奮を、またメッセージしてきているのだ。

冬吾と澪も各自の携帯でメッセージを送り合う。

途中から寛治も参加してきて四人でやっている内に、勝巳も。
そして孝輔も最後の方に、少しだけ参加してきた。
六人でC.Cの話だけじゃなく、久しぶりにはしゃいで朝帰りしたことが楽しかったのだ。

*

夕食を食べて一緒に片付けて、ソファーで互いにもたれかかりながらくっ付いてテレビを観る。

クイズ番組をダラダラと見ながら、澪がグイーッと冬吾を押す。

「なに?」
「何もない」

そのくせにまた、グイーッと押してくるから冬吾もお返しとばかりに押し返した。

力任せに押し合い、だんだんムキになってくる。

「押すな、よ!!」
「澪が先に、押して……きたん、だろ!!」

力の強い冬吾の方が優勢になってくると、澪が身をかわし冬吾の上に乗っかった。

「へへっ」

得意気な澪を引寄せて、両腕で羽交い絞めにすると苦しがる。
その内、澪の手がシャツの下から入って来て腰をくすぐり始めるた。

騒ぎながら暴れていると、二人してソファーから落ちた。

「痛……っ」
「……てぇ」

顔を見合わせてクスッと微笑み、澪がキスをしてきた。

*

ふざけてキスをしているとお互いにすぐにその気になって、ベッドまで行くのももどかしく冬吾から仕掛けた。
下半身を露わにさせて澪の体を弄りまくり、結局止められずに最後まで。


「あー……と……っご、気持ちいぃ……」

澪がソファーに上半身を乗せ、腰を突き出した状態で振り返った。

その顔に煽られて、冬吾が澪の胸に手を入れて起こす。

二人共、ラグの上に膝をついた形でキスをしながら、冬吾は腰をグリグリと押し付ける。

「前……触って」

キスの合間に澪が甘えるから、支えていた胸から手を下に移動してペニスに手を伸ばし、扱く。

「あ……っ……」
「凄いヌルヌル」
「ゴム……つけ……ぁ、ああっ」

ペニスから手を離し、澪の腰を掴んで強く打ち付けた。

「澪はつけなくていい」

また上体をソファーについて顔を埋めながら、泣くような声を上げる。

「よご……れ……」
「いい」

合皮のソファーは拭けばいいし、床のラグは洗えばいい。

澪が俺で感じて乱れるのに比べたら、何でもないことだ。

「は、ぁ……っ、………も、っと」

頭を反らせて昂ぶる澪の背中を見ながら、冬吾は足を少し拡げて踏ん張る体勢となり、一気に追い込み始めた。

「あ、そんな……し、たら……出……」
「出していいよ」


「……ぃっ……ん、ん……!!」

澪が射精すると共にギューーッと絞られて、冬吾も我慢ならずクッと声を漏らして達した。

中から出たくない。
ずっと繋がっていたい。

しばらくそのままの姿勢でいても、悲しいかな……達してしまえば硬さを失う。
ズルリと抜き、床に座って、まだ少し息の荒い澪を正面から抱くように膝の上に乗せる。

「……とうご」
「ん?」
「上手くなってる」

何が?

「セックス?」
「うん……」

こっちは澪がどうすれば感じるかを見ながら抱いてるんだよ。

「もう俺から離れられないようにしなきゃと思って」
「……何言ってんだ、バカ」

澪はクスッと笑うけど、俺は本気で言ってるんだ。
けどあまり言葉にすると、時々澪に引かれるから。

「みお……好きだよ」
「俺も好きっ」

クスクスと笑いながら抱きついてくる。

「お前さ、心配し過ぎ。俺の今までの恋愛、傍で見てきたくせに」
「? ……うん」
「俺、大抵は短かったじゃん。いつまで続くかなんて、よく女たちに言われてたし。双葉はそこそこ続いたけど、就活で半分以上は恋愛モードじゃなかったし」

冬吾が体を少し離すと、澪が頬にチュッとキスを落としてくる。

「今思っても、お前は俺の初恋みたいなもんだ。一目惚れって、あーいうのを言うんだよな。男だったってオチはあったけど」

顔中にチュッチュッとキスをしてきて、最後にブチュッと唇にも。

「今も覚えてる。お前が教室に入ってきた日を。……あれからずっと、お前が気になって仕方なかった。いつもいつも、後ろにお前が居るのを見て嬉しくて、安心してた」

だから他の女に持って行かれそうになって、物凄く焦って襲ったのだと言う。

澪がフフッと微笑む顔に、何だかジワ……とキてしまった。

泣かないけど。
いつまでも、澪の後ろを付いて回っていたチビで弱虫だった俺じゃない。

「澪がずっと傍に居てくれて、良かった……」

澪をギュッと抱きしめると、澪も抱きしめ返してくる。


「運命なんだよ、俺達」

本気でそう思っているかのように、澪が耳元でそう囁いた。


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パソコン、復活!!(;´Д`A ```
下書きのデーターが消えてないか、ハラハラでしたが残ってました…。ヨカッタ(ρ_;)
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あと少し、お付き合いください^^
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