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【  2016年09月  】 

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隣にいてくれ 4

隣にいてくれ

2016.09.01 (Thu)

 佐倉は帰宅後、そのままスーツを脱いでシャワーを浴びる。風呂から上がって冷蔵庫から缶ビールを取り出し、コンビニ弁当をつまみにしてちびちびと飲む。携帯で時間を見ると、夜の十時半を回ったところ。北見のやつ、まだ会社だろうな……。TVをつけてチャンネルを回しても、ドラマかバラエティーしかやっていない。ニュース番組も、中途半端な時間でスポーツのコーナーだ。連続ドラマなんか観ていないし、最近は野球さえ観てない。あ...全文を読む

隣にいてくれ 5

隣にいてくれ

2016.09.02 (Fri)

 こういうことには照れる佐倉に、本当に苦手なんだと思う。自分だって何でも平気な訳じゃない。だが、ちゃんと言葉にして伝えようと思って始まった恋愛。勢い余って押して、引かれて、押して。腰が引けている佐倉を追い込むようにして、最後は頼み込むような形だったような……。何かがあると逃げられるんじゃないかという不安もあったからこそ、まるで訴えるかのように言葉にしてきた。「ちょっと待て」「……え?」何が待てなんだと北...全文を読む

隣にいてくれ 6

隣にいてくれ

2016.09.03 (Sat)

 朝飯を食べて、北見が先に出る。「俺も、五分後に出るけど」玄関で佐倉が笑うその顔に、朝からキュン……。「いってらっしゃい」「行ってきます」佐倉に軽くキスをすれば、照れる。昨日あれだけ攻め込んできて、こういうことは恥ずかしがる……ところが好きだったりもする。「腰、大丈夫?」扉に手をかけて振り向いて聞けば、足で尻を蹴られた。「一回くらいでヘタるか。さっさと行け」口調は怒ってるようでも、顔が笑っている。「行っ...全文を読む

隣にいてくれ 7

隣にいてくれ

2016.09.04 (Sun)

 デスクに戻った途端、上川が目の前に立つ。「何だ?」「システムと数字で……」こっちもか。まぁ、これが日常業務だ。「高梁は?」上川のことは、高梁がついているはずだ。「それが、今後藤商事さんとの打ち合わせで会議室へ」「それ、急ぎか?」「はい」「見せろ」十コンマ五なら、無理な数字じゃないはずだ。数字に目を通して行き、システムの担当者名を見る。まだSEになったばかりの世尾か……。その上が北見だ。だが本人を乗り越え...全文を読む

隣にいてくれ 8

隣にいてくれ

2016.09.05 (Mon)

 営業周りの帰り、佐倉は少し寄り道をして新人の頃に契約を取ったビルまで車を走らせた。こうやって仕事であっちこっちに周りながら、近くを通ればその帰りについでのように見に行くことがある。十分程した頃、ビルが見えて来た。前の路肩に車を止めハザードをつけて、ハンドルに覆いかぶさるようにして見上げる。十階建てのテナントビルだ。初めて自分で取った仕事に、毎日のように通った。当時の必死さや、失敗を思い出しながら苦...全文を読む

隣にいてくれ 9

隣にいてくれ

2016.09.06 (Tue)

 北見が営業一課に顔を出すと、佐倉は居なかった。書類を持ってきただけなのだが、顔を見られるかもと思っていたのに……と、壁にかかっているボードを見る。財田産業に行ってるのか。書類を渡して部署を出て廊下を歩いていると、前のエレベーターから佐倉が降りて来た。わ……、ラッキー。北見は顔が綻んだまま、佐倉に手を上げる。「お疲れ様です」「あ、ウチに来てた?」「はい」「今日も残業か?」「いえ」パッと佐倉の顔が輝く。「...全文を読む

隣にいてくれ 10

隣にいてくれ

2016.09.07 (Wed)

 土曜日の午前中に仕事を終わらせて、佐倉は部署を出る。 北見も今日は仕事だと言っていたから、喫煙室で一服しながら「今から帰る」とメッセージを打ってみた。携帯で時間を見れば、十一時。 煙草をくゆらせながらボーッとして、中々ゆっくり会えないもんだなぁ……と思う。 皆、恋愛と仕事のパーセンテージって、どうなってるんだろう。男も女も三十代にもなれば、それなりの仕事を任されているだろうし。この間、同期会の席で倉科...全文を読む

隣にいてくれ 11

隣にいてくれ

2016.09.08 (Thu)

 風太が居るのに掃除をしようとする自分が間違っていると思ったが、せっかく掃除機まで出したのだからと諦めずに続行。 まとわりつく風太の足を掃除機で当てると、キャーと声を上げて逃げていく。 だが、少しするとまた近寄ってくるのだ。 今度は尻の辺りを当てると、また奇声を上げて逃げる。 何度も繰り返している内に、自分から尻を突き出して吸い込まれるのを期待してジッと待機……。「おりゃっ」 「キャーッ」 もう遊びのように...全文を読む

隣にいてくれ 12

隣にいてくれ

2016.09.09 (Fri)

 北見が駅を降りて佐倉に電話をかける。「駅に着きました」『東に向かって真っすぐ歩いてきたら大きな公園がある。そこの砂場に居るわ』「りょーかい」仕事の帰りにスーツのままで、北見は東に向かって歩く。疲れていても、佐倉と風太を目指しているのだと思うと歩が速くなる。このところ仕事のピーク時で、少しくらい無理でもしないとまともに会えない。ファミレスで子供連れだって何だって、俺は嬉しいんだよ。風太は可愛いし、一...全文を読む

隣にいてくれ 13

隣にいてくれ

2016.09.10 (Sat)

 風太を肩車したまま、三人で中に入ってみた。プレイ中の面々を見ると、年齢は様々だ。「佐倉さん、遊撃手でしたよね」「うん」「日本じゃ花形はピッチャーですけど、海外は遊撃手だって聞いたこと思い出しましたよ」「おぅ」守備も向こうはリズムで、日本人はスキルって感じがするのだと話ていると一人の男がこっちに向かってきた。「おい、にいちゃんっ」「あ、中に入っちゃまずかったかな?」男がどんどんこっちに近づいて来る。...全文を読む

隣にいてくれ 14

隣にいてくれ

2016.09.11 (Sun)

 佐倉が先輩と話をしている間に、携帯が鳴った。表示は「義姉」になっているから、代わりに出た。「はい、佐倉の携帯です」『……あれ?』「北見です。佐倉さん、いま手が離せないんで」少し離れようと歩きながら説明する。『え? 風太が何かした?』「いえ、違います」草野球に飛び入り参加した経緯を話していると、風太がダーーッと佐倉の方へ走って行ってしまった。追いかけながら携帯で話す。『あと二十分くらいで着くから、いつ...全文を読む

隣にいてくれ 15

隣にいてくれ

2016.09.12 (Mon)

 「改めて。二人共、有難うございました。ホント助かりました」義姉がアイスコーヒーを持って戻ってきてから、頭をペコリと下げた。「いいって。で、入院した人どうだった?」「それがね、あまり良くないの。でも、命に関ることはないみたいだから」大人が雑談している間、風太はハンバーグにかぶりついていて、頬についたソースを佐倉が紙ナプキンで拭ってやる。「おいしいか?」「おいしー」「風太の好きなポテトもあるぞ」「んっ...全文を読む

隣にいてくれ 16

隣にいてくれ

2016.09.13 (Tue)

 「ふうた~、早く」義姉が車に陸斗を乗せて、風太を呼ぶ。「ほら、風太。ママが呼んでる」佐倉に抱っこされたまましがみつくから、車まで歩きチャイルドシートに乗せた。「また遊ぶ?」寂しそうな顔の風太の柔らかな頬を軽く抓って、ニッコリと微笑む。「あぁ、遊ぼうな」「いいよっ」「陸斗もな」二人の頭を撫でて立ち上がると、次に北見が車を覗き込む。「俺とも遊ぼうな」「いいよっ」同じように二人の頭を撫でて、車のドアを閉...全文を読む

隣にいてくれ 17

隣にいてくれ

2016.09.14 (Wed)

 俺しか無理……って。北見に言われた言葉で、佐倉の心臓が跳ねる。どうしてこういう言葉を、サラリと言えるのだろう。自分の方はといえば、気持ちが伝わってるかと問うくらいだっていうのに。佐倉は嬉しさと共に何故かムッとして、北見の肩口を拳でバンッ!と叩く。「痛いなぁ」「お前……っ、」恋愛にスキルなんてものがあるのかどうか知らないが、どう見たって……北見の方が上じゃねぇか。俺の方が年上で、先輩なのに。……なんて、バカ...全文を読む

隣にいてくれ 18

隣にいてくれ

2016.09.15 (Thu)

 リビングの床で一回抜いて、その後しばらく酒を飲んで……。それでも二人ともまだどこか熱が抜けきれなくて、ワインをボトル半分ほど飲んでから佐倉から仕掛けてきた。酔った目が潤み、色を含んだ双眸に見られると、すぐにその気になる自分。欲望にストレートで、ぶつけ合うかのようなこの感じは佐倉独特のモノ。キスをしながら、佐倉が肌を弄ってくる。負け時と北見もシャツの裾から手を入れると、髪をガッと掴まれた。「ベッド行く...全文を読む

隣にいてくれ 19

隣にいてくれ

2016.09.16 (Fri)

 この人は男との経験があると言っていた通り、行為自体には慣れている。でもそれは俺の想像していたのとは少し違うように感じる。どんなSEXをしていたのか、想像がつくんだ。粘着質ではない性格と同じ、あっさりとしたモノだったはず。だから余計に触れたい。俺にとってこの人を抱くという行為は、触れて、熱を感じて、愛情と快感を伴った行為だ。「佐倉さんを気持ち良くしたい。それを見て、俺も興奮する。男なら分かるでしょう」...全文を読む

隣にいてくれ 20

隣にいてくれ

2016.09.17 (Sat)

 翌日一緒に遅い朝食を取った後、北見が佐倉の腰をマッサージ。「あー……気持ちいい」佐倉がクッションに顔を埋めたまま呟く。「お前、上手いな」「部活で一年の時、よくやらされましたから」「あ、そこっ」強めに押せば、いででで……と色気のない声。「オッサンですよ」「お前のせい……っ」「はい、俺のせいですね」言葉を被せれば、蹴りが飛んでくる。「おっと」手で制して、尻を揉むとゲラゲラと笑ってくすぐったがる。「セクハラす...全文を読む

隣にいてくれ 21

隣にいてくれ

2016.09.18 (Sun)

 「うわ、高けぇな」「さすがにそれは高過ぎる」「あ、こっちは? このフォルム良くない?」佐倉がグラスを見ながら目がキラキラしている。「実際手に持って、しっくり来たヤツを買えばいいんですよ」「そうだな」嬉々としてグラスを手に持っては首を傾げて、また次へと一生懸命だ。三十過ぎて、可愛いとか……何なんだよ。ホント、堪んない人だ。青木が言っていた言葉が過り、きっとこういう部分が人を惹き付けるんだろうなと思いな...全文を読む

隣にいてくれ 22

隣にいてくれ

2016.09.19 (Mon)

 「もう最高」北見が子供のように喜んで、目をギュッと閉じる。「そんなに美味いか?」「いや、もう想像以上」「どうせろくなもん食ってなかったんだろ」忙しくなると自炊なんかする気もおきないだろうし、腹を満たすためだめの食事。コンビニ飯や牛丼や、ラーメン。よくて居酒屋あたり。俺だって仕事以外のプライベートじゃ、同じだ。「佐倉さんは、接待で美味いもん食べますもんね」「まーな」接待でそれなりの店に行くことはある...全文を読む

隣にいてくれ 23(終)

隣にいてくれ

2016.09.20 (Tue)

 「買うかと思った」「家にあると思うんだ、多分。今度の休みに漁る」実家に電話して、探してもらったが無かったという。「引っ越しの時にそーいえば、持って来たような気がするんだよな」「ユニホームは?」「それはさすがに持って来てない」そう言って悪戯小僧のような顔で、また顔を見て来る。「コスプレ希望なら、実家で探すけど」え。佐倉さんの野球のユニフォーム姿……。「……何言ってんですか」「ジョーダンだって。野球のユニ...全文を読む

【イラスト】ちびっ子ギャング・風太

★イラスト★

2016.09.22 (Thu)

 皆様。「片想いのこじらせ方」のSS、23話(当サイトでは23話でもSS)お付き合い有難う御座いました。連載中は、たくさんの拍手、ポチ、拍コメ…大変励みになりました。皆さんの「待ってたよ」というお気持ちが伝わり、感激しつつ。そしてひーひー言いながら、何とか毎日UP出来ました!このお話のサブキャラの中でも、ダントツ人気の風太くんのイラストを頂いたのでこちらでもUPさせて頂きます!以前、ういちろ様宅にて既に御覧にな...全文を読む

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