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【  2016年06月  】 

俺を見ていて 26

俺を見ていて

2016.06.01 (Wed)

 次の講師の授業までに、コンクールに向けての作画を時間の合間に描く。一次審査は作画のみで、もう締め切りも間近だ。まだ新人の内に、色んなことに挑戦してモチベーションを保つ。夢中になっていると扉が開いた。授業が終わったようで、講師達が戻って来た。拓篤はスケッチブックを閉じて、お茶を淹れに立つ。この教室でも、一番の新人だから。「多治見先生のお茶は、本当に美味しい」六十代のベテランの頼巳に言われると、嬉しい...全文を読む

俺を見ていて 27

俺を見ていて

2016.06.02 (Thu)

 拓篤がホテルでの仕事を終え、会社へと向かう。コンクールの一次結果が出たので、水埜への報告だ。「お疲れ様です」事務所へ顔を出してから、水埜の部屋のドアをノックした。「Tホテル、終わりました」「そこへかけて」拓篤がソファーに座ると、ファイルに入った書類を持って来た。「一次通過、おめでとう」「有難う御座います」その話は後で……と言って、書類をテーブルに並べる。「次のコンベンション前に、Mデパートのディスプレ...全文を読む

俺を見ていて 28

俺を見ていて

2016.06.03 (Fri)

 警察学校に入る直前になると、やたらめったらとプレッシャーをかけて来る。九階級ある中の下から三つである、警部補までが九十パーセント。ここから一階級上の警部になるのは、五パーセントという分厚い壁がある。昇進試験も、絶対評価ではなく相対評価だ。この完全なるピラミッド型が崩れることは、ない。堂本は道場で、竹刀を振りながら精神統一をする。そこに右上が入って来て、同じく隣で竹刀を振り始めた。顔にある痣は、被疑...全文を読む

俺を見ていて 29

俺を見ていて

2016.06.04 (Sat)

 棚秦の手紙によると、この本は父の店に来ていた常連の人へ父が貸したものらしい。息子である俺へ、返して欲しいと依頼されたのだと。その人の連絡先が最後に書いてあった。いつか、父のことを聞きたくなった時に……と。俺の知らない父がそこに居る。知りたい。けど、知りたくない。複雑な感情が、拓篤を纏う。拓篤は文庫本を手に取る。中を開いてみようと思って、まだ仕事中だということに気付いた。それ以上に、今は気持ちが乱れて...全文を読む

俺を見ていて 30

俺を見ていて

2016.06.05 (Sun)

 授業が終わってから教室を借りて、二次で出品する作品を創るために足りない花を会社近くの知り合いの花屋に買いに行く。もちろん全て実費だから、無駄な買い物は出来ない。普段は店で廃棄される花を持ち帰ってアレンジの練習に使うが、コンクールの作品はそのものの花でないと意味がない。グリーンを基調にした作品だからモルセラやナルコユリを二本ずつ、アワを三本手に取ってレジに向かう。包んでもらって店を出ようとした時、誰...全文を読む

俺を見ていて 31

俺を見ていて

2016.06.06 (Mon)

 夕食の用意をすると言って梅川が慌てて帰ってから、拓篤は教室で一人。自分の作品を色んな角度から見て、写真を取っていると扉が開き、水埜が顔を出した。「まだいたの?」「あ、すいません。もう、帰ります」頷いて花の傍に来て、作品を眺める。「うん。僕は好きだな」水埜は個人の作品については、細かいアドバイスなどしない。最初も見よう見真似で、花束だって自己流で作り始めたのから始まった。花の特性についての勉強だけは...全文を読む

俺を見ていて 32

俺を見ていて

2016.06.07 (Tue)

 膝の上に抱かれ、堂本が鼻先を擦り合わせて来る。「俺が居ない間、いい子にしてろよ」「何回言うんだよ」「エレベーターは一人で乗って……」「鍵開ける時は、周りを確認! だろ? もう習慣になったって」「危ないんだよ。俺と暮らしてるって言うだけで」堂本の顔が本当に心配そうで、拓篤は更に両手でギュッと抱きつく。「気をつけるよ。何かあったら、ちゃんと連絡するから」耳元で言えば、堂本も抱きしめてきた。「帰って来たら...全文を読む

俺を見ていて 33

俺を見ていて

2016.06.08 (Wed)

 唇を離し、首から胸の小さな粒まで舌を滑らせて舐る。「は、ぁ……っ」悩ましい声を上げて、髪を掴む手。興奮してくると容赦なく引っ張られるから、その手を引きはがしてベッドのマットに縫い付けるように押さえた。「あ、離せ……っ」手の自由が効かないせいで、下半身が跳ねる。「お前は、いつまでも落ち着きがないな」手を離して体ごとひっくり返し背中を愛撫すれば、シーツを掴んで呻く。薄い肉を甘噛みしながら柔らかな双丘まで到...全文を読む

俺を見ていて 34(終)

俺を見ていて

2016.06.09 (Thu)

 明日には、警察学校へ入校という日。堂本は休みで、拓篤は早番で帰って来たからまだ時間は早い。「夕飯、まだいいのか?」「一緒に作りたいけど、もうちょっと後でいい」仕事から帰ってきてから、拓篤は何かと堂本の後をついてきて離れない。ソファーに座ると、またベッタリ……。「やっぱり寂しいんだろ?」「んー……」生返事で、体を押しつけて来る。「あのさ」「ん?」拓篤が体を起こし、ソファー前のテーブルの下にある小箱から本...全文を読む

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