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【  2012年09月  】 

53.欠陥人間

蜜月

2012.09.01 (Sat)

 「三村、資料目通したか?」 「はい」 上司の迫田に言われて、当然とばかりに即答する。 迫田は、必ず確認をしてくる上司。 出来て当然だと、何も言わない人が多い中、細かなことでも確認をしながら部下を育てるというやり方。 個人主義の空気の中、みな個性がそれぞれで。 それでも、同じ目的を持った人々と、共に仕事をするということに、喜びも感じる。 「D社の担当とは、お前が直接指示出せ。但し、出す前に俺に確認だけ取れ」...全文を読む

54.氷のような男

蜜月

2012.09.02 (Sun)

 駅の裏にある、人で賑わうコーヒーショップに入る。 向き合って、洋子から話すまで信史は無言でいた。 「相変わらずね…相手の出方を見てる。」 その言葉に、信史はただ口元で薄く笑って見せるだけだ。 「あなたは本当に、氷のような男ね」 洋子も薄笑いを浮かべながら、そう言った。 そんなことは、お前に言われなくても、今まで散々言われてきた。 だから何だ? 俺がお前に、久しぶりだとハグをしたりするとでも? 何も答えない信...全文を読む

55.容赦しない

蜜月

2012.09.03 (Mon)

 否定も肯定もしない男を、洋子も無表情で見つめる。俺がその気になれば、お前など何でもない、と。無言の圧力が、圧し掛かってくる。洋子は、その信史の冷めた視線をゾッとしながら受けた。アメリカでの留学中。この男の頭の中はきっと、チップが埋め込まれてるのだと、学友が話ををしてことがあったっけ。学生間で特に優秀な人間には、そう揶揄することも少なくはない。その中に、この男はいた。まだ、親しい間柄になる直前のこと...全文を読む

56.過去と仕事

蜜月

2012.09.04 (Tue)

 信史と再会してから。いけないことだとわかっていて…自分を止められなかった。最初は業界人がよく使う、不動産屋への侵入。ガードが固く出来なかった。…そこでやめておけばよかった。なのに、秋也の事務所のデータベースにも。結果は。自分の力では、侵入は出来なかった。だから、さっきのはハッタリ。でも、侵入しようとしたのは本当だ。その行為自体が、間違ってた。それを冷静な言葉で責められて、余計に腹が立ってしまった。何...全文を読む

57.白と黒の秋也

蜜月

2012.09.05 (Wed)

 「今でも、時々言われるのよ?モデルの秋也に似てるって。」そう言う洋子のその顔は嬉しそうで。秋也と似ているというだけで、傷つけてしまったのだと、今になって改めて本当に苦い思いがこみ上げてくる。「遠目で見たら、シルエットも似てる」初めて見た時の衝撃は今も忘れられない。秋也が、俺を探しにきてくれたのかと錯覚したほどだ。「遠目って、どういう意味?」なぜかムッとしたような洋子に、少し笑みがこぼれる。「目が、...全文を読む

58.憧れと現実

蜜月

2012.09.06 (Thu)

 エイズ基金のチャリティー・コンサートへの参加で、バンドの数組が集まるリハに足を運ぶ。「秋也」自分達の出番のリハが終わり、それぞれに楽屋に戻る途中で声をかけられた。「菊池さん…」声の主は、大御所ロックバンド”Zeus(ゼウス)”のギタリストで、秋也が学生時代からファンだった人だ。「久しぶり…。随分、売れちゃって。音楽番組とかでも、PV見るよ。」「ありがとうございます」「秋也、先に楽屋戻ってんぞ」持田が菊池に挨...全文を読む

59.温室育ち

蜜月

2012.09.07 (Fri)

 「秋也、ちょっと残れ」レコーディングの後、持田にそう言われた。「お疲れ~」他のメンバーが皆帰った後、持田が少し困ったような顔をしたままこっちに来る。一体、何?持田がこんな顔をすることは、めったに無い。「今日な…Zeusから、コラボの打診が来た。」持田が、長椅子に座る秋也の隣にドカっと座った。菊池…だ。秋也は、この間のことを思い出した。黙ったままの秋也に、持田が顔を覗くようなそぶりをする。「驚かないってこ...全文を読む

60.親睦を高めるため

蜜月

2012.09.08 (Sat)

 リハの当日に顔合わせで挨拶に行くと、菊池は一緒にいる陸朗と健太郎には見向きもしないで、秋也だけに笑みを見せる。あらかさまな態度に、菊池の心の中が見える。「リーダーとドラムは?」同じドラマーの竹内と音合わせしてるのを知っていて、わざと秋也に話しかけてくる。「チューニングです」陸朗が自分を見もしない菊池にそう答えた。「よろしくお願いします。」3人で頭を下げて、楽屋を出ようとすると「秋也」と名前を呼ばれ...全文を読む

61.試しますか?

蜜月

2012.09.09 (Sun)

 ジョイントライブの3日間、軽いセクハラまがいのことはあっても、それ以上のことは無かった。仕事なのだ。チケットを買ってくれて、会場に足を運んでくれるファンのことを考えれば、その間、菊池も下手なことはしない。音楽に対する姿勢は、持田と変わりない。ステージでは、プロ中のプロ。自分達と比べるような次元ではないにしろ。Zeusのステージには、やはり学ぶべきモノが多い。ただ、ステージ外は…。ちょっとした合間に菊池は...全文を読む

62.俺の居場所

蜜月

2012.09.10 (Mon)

 秋也の挑発的な表情に、菊池の顔が変化した。「俺を怒らせるな、秋也…。もうガキじゃねぇだろ?」顔色の変った菊池に、秋也は怯むこともない。ただ、抱かせろと…自分が抱きたいから、その体を黙って寄越せとでもいうことだけに、意識が行く。力関係や、ギタリストとしての尊敬や、メンバーの顔…仕事絡みの様々なことを思い出しても、それが抱かれる理由になるとは、どうしても思えないからだ。「抱かせろ、この体」菊池が耳元で、...全文を読む

63.トドメ刺すよ

蜜月

2012.09.11 (Tue)

 信史と湯船に浸かりながら、秋也が対面で抱きついて信史の肩に顎を乗せる。 本当に、俺は信史が好き…心から、そう実感する。 こうやってくっ付いてるだけで、体中の力が抜けて…触って欲しいと思う。 もちろん、菊池の望みを聞く気など100%無いにしろ。 あの男が本気でかかってきたら、俺の意思とは関係なく、もしかしたら…なんて、思ってしまう。 帰ってきて、信史の顔を見たとたん、怖くなってきた。 信史がどう思うのか? 他の...全文を読む

64.怒ってる★R18

蜜月

2012.09.12 (Wed)

 「笑い事じゃねぇ」「もう大丈夫」秋也は、そう言ってニッコリと笑った。「メンバーがさ…楽屋の外で待っててくれて。だから、心強かった。そんで、お前の嫌がる顔何回も頭に浮かんだし。」「…誰だ?」終わったことと言っても、やっぱり聞かずにはいられない。黙ったままの秋也に、自分が判る相手だと信史は察する。「誰だ?秋也」眉がピクリと動く信史に、秋也が観念したようにため息を吐いた。「…Zeusの菊池さん」その瞬間、信史...全文を読む

65.小さな恋心

蜜月

2012.09.13 (Thu)

 秋也は、撮影の合間に携帯を取り出す。やっぱり…信史からのメール。アメリカへの出張から帰国して、そのまま会社へ行ってるらしい。8日ぶりに、信史に会えると思うと、自然と顔が綻んで来る。「何?三村?」沼井が横でカメラを弄りながら、話しかけてくる。「うん。今日、日本に帰ってきたから、そのメール」「何?また、アメリカ?」「うん」携帯の文字をジッと見てる秋也に、沼井は首を小さく傾げる。「長いこと行ってたんだ」「...全文を読む

66.尊敬と圧倒

蜜月

2012.09.14 (Fri)

 信史がミーティングを終わらせると、6時過ぎ。さすがに、時差ボケのままで仮眠も取らずに綿密な打ち合わせを終わらせれば、普通に疲れる。「お疲れさまです」洋子が、声をかけてきた。「あぁ…」「あら、珍しいですね。時差ボケ?」「ロボットじゃないんだから、普通に疲れるよ」今日は、洋子の会社のチームとのミーティングだったのだ。「まだ残るんですか?」「今日は、さすがに帰る。明日、纏めるわ。今日のデーター、明日の昼ま...全文を読む

67.対等な2人

蜜月

2012.09.15 (Sat)

 洋子が秋也に見惚れてるのを見て、信史は心で安堵する。その表情は、完全に毒気が吹き飛んでる。「金森さん?」信史に声をかけられて、洋子はやっと我に返った。「あ…すみません。何か、圧倒されてしまって」正直にそう言うと、秋也がまたニッコリと笑う。吸いこまれそうな笑顔。……勝てる訳が、無い。この人は、自分の美しさを知ってる。自惚れとかではなく。嫌味も無い。ごく当然に、それを受け入れてる。秋也に手を差し出され、...全文を読む

68.抱いてよし★R18

蜜月

2012.09.16 (Sun)

 「触るなって。ジッとしてろよ」秋也に怒られながらも、信史は秋也の泡だらけの体を撫でまわす。「ヤらしいんだよっ。オヤジ臭ぇこと、すんなってっ」秋也がせっかく体を洗ってくれてるというのに…信史は、ジッとしてるのが暇で、ついついちょっかいをかけてしまう。「秋也…ここも」信史が、自分のそそり立ったモノを指差す。「………」湯気の中でも、秋也が呆れた顔をするのがわかった。「エロ魔人っ」そう言って、秋也が信史の雄を...全文を読む

69.所有の印★R18

蜜月

2012.09.17 (Mon)

 舌を滑らせ、臍の周りを舐り、男とは思えないキメの細かな白い肌を吸い上げる。「あぁっ…も、痛…っ…」痛がって体を捩る秋也を強引に押さえつけて、何度も吸い上げてやる。どれくらいの強さで吸えば、どれくらいの時期でそれが消えるのかも、自然とわかってきた。肌を吸うだけで、自分も気持ち良いと思うのは、やはり愛してるからだろう。肌の匂いさえ甘く感じる。それが俺への媚薬だ。秋也の細胞をも、全て手に入れて…食い尽くして...全文を読む

70.俺も、お前のモノ★R18

蜜月

2012.09.18 (Tue)

 秋也の排出したモノを処理してやり、まだ息を整えてる状態の足の間に体を割り込ませる。「はっ…」小さく息を吐き、力を抜こうとする秋也のいつもの習慣。「キツっ…」信史が眉をしかめれば、秋也がまだボーっとした顔のまま「ゆっくり…」と呟く。わかってる。お前の体にただでさえ負担がかかるんだ。「もっと、足開け」信史の誘導に、秋也の足が開いて行く。解した小さな蕾に、少しずつ自分の雄を埋め込みながら、すぐに最奥までは...全文を読む

71.まだ早い

蜜月

2012.09.19 (Wed)

 信史が帰ってきてから、先に風呂に入れてもらって、少し早めの夕食を2人で取る。こんな時間に、2人で部屋でゆっくり出来ることに互いに幸せをみつける。見逃してしまうような小さな幸せ。何でもない日常。あぁ、傍にいる…そう思えるのは、離れていた時期があったからだと、互いに思う。2人で一緒に片づけて、軽いつまみを皿に並べて。ビールを持って、ソファーの前のテーブルへ置き、並んで座る。「何観る?」「こないだ録画した映...全文を読む

72.天然のタラシ

蜜月

2012.09.20 (Thu)

 玄関を開けると、普段着に着替えた秋也が出てきた。「あ、七原くん。お久しぶりだね」親父が、秋也に笑みを見せれば、秋也もニッコリ笑って「お久しぶりです」と、頭を下げる。「すまんね。こんな時間に急に来て。会社の帰り、いつもこの前の大通りを走るから、ちょっと寄ってみたんだ」「いえ」秋也が、そう言って首を振る。親父が秋也の後をついて、リビングに入る。「あれ?全然、綺麗にしてるな?男2人だと、普通はもっと小汚...全文を読む

73.〈最終回〉ずっと一緒

蜜月

2012.09.21 (Fri)

 言ってしまった…。その意味を、親父は気付くだろうか?気付いても、気付かなくても…どっちでも、いい。しばらくの沈黙が続く。「そうか…」親父は、それだけを言って黙った。どんな顔をしてるのかと気になって、横に並んで歩く父親の顔を見る。「いいよ、別に。俺も、好き勝手やってきた身だ。お前を諭すようなことは言えない。好きにしろ」今までみたこともない、優しい顔をして…親父はそう言った。秋也とのことを、気付いて言った...全文を読む

【蜜月】あとがき

蜜月

2012.09.22 (Sat)

 信史と秋也の37シリーズの、社会人編【蜜月】無事、最終回を迎えました。以前も書いたと思いますが。〈逢いたくて〉の後、独立編へと飛ぶつもりでしたが、その前に5年の間、辛い思いをさせてしまった2人のために、タイトル通り甘い時を過ごさせてやりたくて。といっても、時折スパイスを投入しましたが。皆さまのコメで「あれ?ちょっと濃いスパイスだった?」とか思いました~はは…最近、神経がマヒしてるかもしれません。書き始...全文を読む

嫉妬-1

嫉妬

2012.09.26 (Wed)

 ※愛を、くれ。から、そのままココに来た読者様へ。こちらの内容は「蜜月」とリンクしてます(登場人物など)読まなくても、わかる内容ではありますが、先にそちらを読まれた方が、感情移入はしやすいです♪では、どうぞ。*****勇次は部屋で仕事をしながらヘッドフォンを外して、耳をすませる。リビングで、物音がするのが聞こえた。もう夜中に近い時間だが、階下には多少のことでは音が響かない構造になってる。業界人が多く住むこ...全文を読む

嫉妬-2

嫉妬

2012.09.27 (Thu)

 「週明けに小テストするからな、ココ重点的に覚えとけ」時計を見ながら、授業の終わり間近に隼が教壇で告げると、ブーイングが走る。「うるさいっ。文句は聞かない。お前らな、来年は高校生だろ?エスカレーター式でも外部から優秀なのが入ってくんだぞ?性根入れて勉強しろ!」その瞬間に、授業の終わりをしらせるチャイムが鳴る。「センセー厳しい~~」「テスト範囲せばめてー」まだ文句を言ってるが、いつものことなのでニッと...全文を読む

嫉妬-3

嫉妬

2012.09.28 (Fri)

 そこに、店の入口からドヤドヤと5、6人が入って来た。隼が目をやると、いかにも派手で独特のグループだ。その中の一人が、一目散にこっちに向かって来た。「秋也!!来てたんだ~」慣れ々しく、秋也の隣に座り、甘えるように肩に顎を乗せてる。「やめろ。お前はっ。すぐそうやって」秋也が冷たく、肩に乗る頭を手で避ける。「冷たい~。でも、そこが好き」隼は少し呆気に取られてその光景を見てた。見れば、綺麗な男だ。きっと、モ...全文を読む

嫉妬-4

嫉妬

2012.09.29 (Sat)

 そこへ秋也が帰ってきた。リュウジはどうやら、一緒に来た仲間のとこへ行ったらしい。「七原。あいつ、勇次と関係でもあんの?」ストレートに隼が秋也に聞いたとたん、秋也の目が泳いだ。「え…知らない」そう答える秋也に、隼がニッと笑う。陸朗も直樹も、気付いてた。誤魔化すのが一番下手な秋也へ、わざと聞いたのだと。「隼。俺ら、ほんと知らねぇの。確かにあいつ、リーダー追いかけてたけど。そんくらいしか知らない」陸朗が...全文を読む

嫉妬-5

嫉妬

2012.09.30 (Sun)

 勇次が、来た…。「来てるしっ」直樹が小さく呟く。「お疲れ様でーす」メンバー3人で、勇次に声をかけると、勇次が手を上げて答えた。「だいぶ飲んだか?」勇次が隼に聞いてくる。「いや?そーでも」飲んでも、あんま酔えねぇんだよ。「俺もちょっと飲むわ」そう言って、陸朗が立って席を譲ろうとしたら、いきなり勇次に誰かが抱きついた。「勇次!!」それは、あのリュウジだった。「痛ってぇ…何だよ?お前も来てたのか?」勇次が...全文を読む

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